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(農研機構ほか)農作物を食べた野生ニホンジカは早く成熟する -農作物の採食が更なる農業被害を招く-

2021年05月10日

農研機構、森林総研、中央大学の研究グループは、農作物を食べることで野生ニホンジカ(以下、シカ)の成熟が早まることを、シカの骨コラーゲンの窒素安定同位体の比率(δ15N値)の解析から明らかにした。
本成果は、シカの農地侵入防止対策や農作物を食害する個体の駆除が、現在のみならず、将来の農業被害の抑制にも有用であることを示している。また、δ15N値はシカの農作物依存度の指標として有効だったことから、δ15N値を用いた農作物を食害する個体の特性解明および、シカ被害対策手法の開発への活用が期待できる。


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