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米に関するマンスリーレポート(令和6年11月号)の公表について

2024年11月20日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和6年11月号)」について取りまとめた。


●令和6年9月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲49万tの150万tとなっている。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差▲47万tの114万t、販売段階で▲2万tの36万tとなっている。


●令和6年産米の令和6年10月の相対取引価格は、全銘柄平均で23,820円/60kgとなり、出回りからの年産平均価格は前年産+8,639円(+57%)、前月比+1,120円(+5%)、取扱数量は、前月同月比+60&となったところ。令和6年10月までの年産平均価格23,191円/60kgは、出荷業者と卸売業者棟の間の取引価格としては、平成5年産の23,607円/60kgに次ぐ価格である。


●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和6年10月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は前回調査と比べて▲2ポイントの「やや減少」、見通し(向こう3カ月)判断は+6ポイントの「増加」。米価水準の現状判断は前回調査と比べて±0ポイントの「横ばい」 、見通し(向こう3カ月)判断は+2ポイントの「やや増加」。


●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和6年9月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比+0.6%。うち、家庭内での消費量は前年同月比+0.0%、中食・外食では+1.9%。


●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「デパート」が最も高く、次いで、「インターネットショップ」「スーパーマーケット」の順。令和6年9月の家庭内の月末在庫数量は6.0kg。


●総務省が公表している消費者物価指数(令和2年基準)によると、令和6年9月の米類の指数は対前年同月比+44.7%の139.6ポイント。


●総務省が公表している小売物価統計によると、令和6年10月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比+60.0%の3,787円。 コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比+70.4%の3,792円。


●米穀販売事業者における令和6年9月の販売数量は、対前年同月比で小売事業者向けが86%、中食・外食事業者等向けが97%で、全体としては91%となった。(令和元年9月の販売数量と比較すると92%)。前年同月を基準にした令和6年9月の販売価格の値動きは、小売事業者向け147.9、中食・外食事業者等向け116.4。


●令和6年10月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月差+290円(+9.3%)、対前年同月差+1,427円(+72.5%)の3,395円。


● 令和6年4月以降の販売量は、令和4年及び5年と比較して堅調に推移。令和6年8月は南海トラフ地震臨時情報(8月8日発表)、その後の地震、台風等による買い込み需要が発生したこと等により、8月5日以降伸びが著しい週が3週継続。9月2日以降の週は前年を下回る水準で推移し、11月4日の週は対前年同期▲4%。


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