米に関するマンスリーレポート(令和6年8月号)の公表について
2024年08月09日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和6年8月号)」について取りまとめた。
●今月の特集は以下の通り
・米の基本指針(令和6年7月30日公表)のポイント
・水田における作付け意向について
・ふるさと納税返礼品用及びインターネット等通信による販売数量の状況について
・令和6年産米の事前契約(播種前契約)の取組状況について
・ニーズに基づく播種前契約のための取組を支援します
●令和6年6月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲38万tの115万tとなっている。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差▲37万tの84万t、販売段階で▲1万tの31万tとなっている。
●令和5年産米の令和6年6月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月差+268円の15,865円/60kgとなり、出回りからの年産平均価格は前年産+1,463円の15,307円/60kgとなったところ。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和6年7月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は前回調査と比べて+0ポイントの「横ばい」、見通し(向こう3カ月)判断は▲10ポイントの「大幅に減少」。米価水準の現状判断は前回調査と比べて+2ポイントの「やや増加」 、見通し(向こう3カ月)判断は+3ポイントの「やや増加」。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和6年6月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比+2.5%。うち、家庭内での消費量は前年同月比+2.3%、中食・外食では+2.8%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「ドラッグストア」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「生協」が最も高く、次いで、「デパート」「米穀専門店」の順。令和6年6月の家庭内の月末在庫数量は5.9kg。
●総務省が公表している消費者物価指数(令和2年基準)によると、令和6年6月の米類の指数は対前年同月比+12.3%の106.7ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和6年7月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比+17.2%の2,683円。 コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比+18.0%の2,602円。
●米穀販売事業者における令和6年6月の販売数量は、対前年同月比で小売事業者向けが114%、中食・外食事業者等向けが98%で、全体としては107%となっている。(令和元年6月の販売数量と比較すると107%)。前年同月を基準にした令和6年6月の販売価格の値動きは、小売事業者向け116.1、中食・外食事業者等向け113.0。
●令和6年6月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月差+79円(+3.7%)、対前年同月差+321円(+17.1%)の2,201円。
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