北海道大学は、農研機構、（公社）北海道酪農検定検査協会および（一社）日本ホルスタイン登録協会と共同で、胚移植（ＥＴ）による乳牛の受胎率に影響を及ぼす非遺伝的な要因（環境要因）を明らかにするため、未経産牛及び経産牛（初産牛と２産牛）の人工授精（ＡＩ）受胎率及びＥＴ受胎率に影響を及ぼす環境要因を比較分析した。その結果、一般に乳生産の増加や分娩後の母体への負担といった受胎率を低下させる環境要因からの影響がＥＴでは軽減されることを突き止めた。
本研究によって、ＡＩ及びＥＴの受胎率に対する環境要因の違いが示され、分娩し泌乳を開始した経産牛を用いた繁殖戦略におけるＥＴの有用性が明らかになった。

詳細はこちらから