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米に関するマンスリーレポート(令和6年5月号)の公表について

2024年05月20日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和6年5月号)」について取りまとめた。


●令和6年3月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲36万tの215万tとなっている。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差▲33万tの171万t、販売段階で▲3万tの43万tとなっている。


●令和5年産米の令和6年4月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月差+98円の15,526円/60kgとなり、出回りからの年産平均価格は前年産+1,449円の15,293円/60kgとなったところ。


●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和6年4月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は前回調査と比べて+1ポイントの「横ばい」、見通し(向こう3カ月)判断は+2ポイントの「やや増加」。米価水準の現状判断は前回調査と比べて+6ポイントの「増加」 、見通し(向こう3カ月)判断は+3ポイントの「やや増加」。


●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和6年3月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比▲2.5%。うち、家庭内での消費量は前年同月比▲4.2%、中食・外食では+1.2%。


●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「インターネットショップ」が最も高く、次いで、「産地直売所」「米穀専門店」の順。令和6年3月の家庭内の月末在庫数量は5.6kg。


●総務省が公表している消費者物価指数(令和2年基準)によると、令和6年3月の米類の指数は対前年同月比+7.2%の101.7ポイント。


●総務省が公表している小売物価統計によると、令和6年4月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比+3.5%の2,384円。 コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比+7.8%の2,347円。


●米穀販売事業者における令和6年3月の販売数量は、対前年同月比で小売事業者向けが107%、中食・外食事業者等向けが100%で、全体としては104%となっている。(令和元年3月の販売数量と比較すると102%)。前年同月を基準にした令和6年3月の販売価格の値動きは、小売事業者向け111.3、中食・外食事業者等向け111.1。


●令和6年3月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月差+13円(+0.6%)、対前年同月差+153円(+8.1%)の2,042円。


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