(農研機構)家畜ふん尿由来液肥を効果的に散布可能な低コストなスラリーインジェクターを開発-大型機・小型機の2機種のラインアップを開発-
2024年05月17日
農研機構は、(株)北海コーキ、(株)北海道クボタと共同で、これまで主に草地、水田に表面散布されていたメタン発酵消化液や家畜ふん尿スラリー等の液肥を土中に施用でき、既存機械を活用することにより低コストな2機種のスラリーインジェクターを開発した。
本機は、液肥を土中に注入してアンモニアの揮散を抑制することにより、液肥中の窒素を有効利用できるだけでなく、施用時の臭気を軽減することも可能となる。本機の活用により、メタン発酵消化液や家畜ふん尿スラリー等の液肥について、周辺地域や環境に配慮しながら有効な肥料資源として循環利用を促進することが期待される。
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