米に関するマンスリーレポート(令和6年3月号)の公表について
2024年03月13日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和6年3月号)」について取りまとめた。
●令和6年1月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲31万tの275万tとなっている。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差▲31万tの229万t、販売段階で±0万tの46万tとなっている。
●令和5年産米の令和6年1月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月差▲320円の15,358円/60kgとなり、出回りからの年産平均価格は前年産+1,439円の15,283円/60kgとなったところ。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和6年2月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は前回調査と比べて+3ポイントの「やや増加」、見通し(向こう3カ月)判断は+5ポイントの「増加」。米価水準の現状判断は前回調査と比べて+2ポイントの「やや増加」 、見通し(向こう3カ月)判断は+4ポイントの「やや増加」。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和6年1月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比±0.0%。うち、家庭内での消費量は前年同月比▲1.7%、中食・外食では+3.6%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「米穀専門店」が最も高く、次いで、「デパート」「インターネットショップ」の順。令和6年1月の家庭内の月末在庫数量は6.0kg。
●総務省が公表している消費者物価指数(令和2年基準)によると、令和6年1月の米類の指数は対前年同月比+6.3%の100.3ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和6年2月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比+6.5%の2,441円。 コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比+6.0%の2,300円。
●米穀販売事業者における令和6年1月の販売数量は、対前年同月比で小売事業者向けが106%、中食・外食事業者等向けが103%で、全体としては105%となっている。(令和元年1月の販売数量と比較すると103%)。前年同月を基準にした令和6年1月の販売価格の値動きは、小売事業者向け108.5、中食・外食事業者等向け108.6。
●令和6年1月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月差+17円(+0.8%)、対前年同月差+126円(+6.6%)の2,030円。
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