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(農畜産業振興機構)「野菜情報」最新号9月号をホームページに掲載

2023年08月25日

(独)農畜産業振興機構は、「野菜情報」最新号9月号をホームページに掲載。


《記事の一例》

●話題
あなたの知らないパッケージサラダの世界 (株式会社サラダクラブ 広報・広告宣伝部 次長 吉田政道)
 同社による「サラダ白書2023」から見る、パッケージサラダの利用実態や認識調査を踏まえ、原料野菜の調達や製造工程、鮮度保持の工夫について紹介します。パッケージサラダの安全性や簡便さ、手軽に野菜を摂取できるなどのメリットが改めて認識されることで、一層利用が促進され、野菜の消費拡大につながることが望まれます。


●今月の野菜
ちんげんさい
 (調査情報部)
 ちんげんさいはアブラナ科の野菜で、結球しない「はくさい」の一種であり、日本で最もポピュラーな中国野菜の一つです。日本における歴史は浅く、日中国交回復後の昭和47年以降に導入されました。栽培は比較的簡単で、播種後50日程度で収穫ができ、底堅い需要があるため主産県では周年で出荷されるなど、安定した生産動向となっています。病気に強くさまざまな土壌での栽培が可能なこと、軽量のため収穫作業の負担も少ないことなどから、産地は全国に広まっています。


●産地紹介
愛知県 JAあいち中央~ハウス栽培でちんげんさいの周年安定供給を実現!~
 (あいち中央農業協同組合 営農部 園芸課 岩間正富)
 愛知県のほぼ中央、西三河地方に位置するJAあいち中央は、明治用水を利用した露地野菜や施設園芸、水稲、果樹類など、さまざまな品目が生産されています。ビニールハウスで栽培されるちんげんさいは、年間約8、9回の周年栽培が行われています。JAあいち中央のHPでは、加熱しなくても手軽に食べられる「やみつきチンゲンサイ」といった料理レシピを掲載しています。炒め物やおひたし、スープなど、いろいろな料理に取り入れてみてください。


●調査・報告
(1)大規模自然災害からの復興事業による施設園芸産地の形成~長崎県島原半島雲仙普賢岳噴火災害を事例として~
 (東京農工大学大学院 農学研究院 共生持続社会学部門 農業市場学研究室 助教 観山恵理子)
 1990年代に雲仙普賢岳の噴火の被害を受けた長崎県島原半島では、災害復興事業を契機として新品目への転換が進み、地域農業の再興が実現されました。ここでは、被災地における復興関連の農業補助金の活用状況と農業経営の長期的な変化についての調査結果を報告するとともに、大規模な自然災害が起きた際の農業補助事業のあり方について考察します。


(2)令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜の消費動向調査結果 前編(卸売・仲卸業者および小売業者)
 (農林水産省 農産局 園芸作物課)
 農林水産省では、新型コロナウイルス感染拡大の影響による野菜の需要の変化を把握し、家庭需要の伸びている品目などについて産地へ情報提供するとともに、国産野菜の消費拡大施策の検討のための基礎資料とすることを目的に、アンケート調査を実施しました。前編となる本稿では、卸売・仲卸業者向け、小売業者向けの調査結果について報告します。


●海外情報
米国の野菜をめぐる2022年の状況および2023年の見通し
 (調査情報部)
 日本は米国から多くの生鮮野菜や野菜加工品を輸入しており、米国野菜の生産・流通動向が日本に及ぼす影響は大きいと言えます。現在、米国では干ばつの影響が緩和しつつありますが、燃料・肥料・農薬費は依然として高止まりしています。本稿では、米国農務省(USDA)が本年4月27日に公表した「野菜展望報告」の最新版から、米国の野菜をめぐる2022年の状況と2023年の見通しについて報告します。

 
●機構から
(1)令和4年度指定野菜価格安定対策事業における価格差補給交付金等の交付状況について (野菜業務部)

(2)国産やさいの生産者と実需者を結ぶマッチングサイト"ベジマチ" (野菜振興部)


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