米に関するマンスリーレポート(令和5年6月号)の公表について
2023年06月12日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和5年6月号)」について取りまとめた。
●令和5年4月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲19万tの219万t。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差▲20万tの176万t、販売段階で+2万tの43万tとなっている。
●令和4年産米の令和5年4月の相対取引価格は、全銘柄平均で対前月差+3円の13,880円/60kgで、出回りからの年産平均価格は対前年産+1,058円の13,862円/60kgとなったところ。
●令和4年産米の令和5年4月の相対取引契約数量は、11.6万tで、出回りからの契約数量は対前年同期差+2.9万tの176.8万tとなったところ。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和5年5月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は前回調査と比べて±01ポイントの「横ばい」 、見通し(向こう3カ月)判断は+32ポイントの「やや増加」。米価水準の現状判断は前回調査と比べて▲1ポイントの「横ばい」 、見通し(向こう3カ月)判断は+1ポイントの「横ばい」。
●令和4年産の令和5年4月末現在の事前契約数量は対前年同期差+9.1万tの147.8万t。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和5年4月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比+1.7%。うち、家庭内での消費量は前年同月比▲0.3%、中食・外食では+6.4%。
● 精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「米穀専門店」が最も高く、次いで、「インターネットショップ」、「生協」の順。令和5年4月の家庭内の月末在庫数量は6.0kg。
●総務省が公表している消費者物価指数(令和2年基準)によると、令和5年4月の米類の指数は対前年同月比+2.7%の94.7ポイント。
● 総務省が公表している小売物価統計によると、令和5年5月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比+0.8%の2,271円。 コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比+5.5%の2,201円。
●米穀販売事業者における令和5年4月の販売数量は、対前年同月比で小売事業者向けが101%、中食・外食事業者等向けが102%で、全体としては101%となっている(平成31年4月の販売数量と比較すると98%)。前年同月を基準にした令和5年4月の販売価格の値動きは、小売事業者向け104.6、中食・外食事業者等向け101.6。
●令和5年4月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月差+47円(+2.5%)、対前年同月差+90円(+4.9%)の1,936円。
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