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令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査結果の公表について

2023年04月17日

農林水産省は、野菜・果物の消費拡大の推進に向け、新型コロナウイルス感染拡大の影響による野菜・果物の需要の変化を把握するための調査を実施、その結果を公表した。


●消費者向けアンケート結果
○摂取の変化
・野菜では16%、果物では14%が「増加した」と回答。理由として「健康増進のため(免疫力・抵抗力の強化等)」が最も多い結果となった。
・最も摂取が増えたのは、野菜では「ブロッコリー」、果物では「みかん」。


●小売業者向けアンケート結果
○販売方法の変化
・野菜では、買い物頻度の減少により、一度に大量購入やネットスーパーの利用が増え、日持ちのする野菜、冷凍野菜、大容量パックなどが多く出るようになった等の回答があった。
・果物では、買い物頻度の減少により一度に大量購入やネットスーパーの利用が増え、「カットフルーツ」、「冷凍フルーツ」、「大容量商品」などが多く出るようになった等の回答があった。
○新型コロナウイルス感染終息後の消費者ニーズの変化
・野菜・果物ともに、簡便化商品による家庭内調理の負担軽減や、国産商品の美味しさ、EC(電子商取引)購入の利便性などを消費者が経験したことから、これらの需要は終息後も続く等の回答があった。


●卸売・仲卸業者向けアンケート結果
○販売先割合の変化
・野菜では、量販店・一般小売店の割合が増加し、量販店においては非接触販売であるECや宅配の需要が高かった等の回答があった。
・果物では、外食需要から家庭内需要へのシフトに変化した等の回答があった。
○実需者や消費者ニーズの変化
・野菜では、家庭での食事が増えたことで、労力や時間の短縮に「カット野菜」、「冷凍野菜」、「惣菜・弁当」に関する需要の増加が感じられた等の回答。
・果物では、巣ごもり需要の影響で、食味の良い簡便性に優れた生果が好まれ、また、 生ごみが発生しないカットフルーツの需要も増加した等の回答があった。
○新型コロナウイルス感染終息後の実需者や消費者ニーズの変化
・野菜では、3年間でライフスタイルに変化が生じ、感染が終息してもすぐには元に戻らず、非接触型の購入方法は増加し、「冷凍食品」は長期保存が出来るため、食生活の中で占める割合は今後も増加する等の回答があった。
・果物では、味を重視し食べやすさを求めており、残さず食べきれる「カットフルーツ」の需要は増加する等の回答があった。


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