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米に関するマンスリーレポート(令和5年4月号)の公表について

2023年04月07日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和5年4月号)」について取りまとめた。


●令和5年2月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲19万tの280万t。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差▲20万tの236万t、販売段階で+1万tの44万tとなっている。

●令和4年産米の令和5年2月の相対取引価格は、全銘柄平均で対前月差▲106円の13,840円/60kgで、出回りからの年産平均価格は対前年産+1,063円の13,867円/60kgとなったところ。

●令和4年産米の令和5年2月の相対取引契約数量は、36.6万tで、出回りからの契約数量は対前年同期差+13.0万tの140.6万tとなったところ。

●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和5年3月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は前回調査と比べて▲4ポイントの「やや減少」 、見通し(向こう3カ月)判断は▲3ポイントの「やや減少」。
●米価水準の現状判断は前回調査と比べて±0ポイントの「横ばい」 、見通し(向こう3カ月)判断は▲3ポイントの「横ばい」。

●令和4年産の令和5年2月末現在の事前契約数量は前年差+9.8万tの146.0万t。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和5年2月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比+1.3%。うち、家庭内での消費量は前年同月比+2.0%、中食・外食では▲0.4%。

● 精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「コンビニエンスストア」が最も高く、次いで、「農協」、「米穀専門店」の順。令和5年1月の家庭内の月末在庫数量は6.5kg。

●総務省が公表している消費者物価指数(令和2年基準)によると、令和5年2月の米類の指数は対前年同月比+1.3%の94.5ポイント。
● 総務省が公表している小売物価統計によると、令和5年3月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比+0.7%の2,306円。 コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比+5.3%の2,177円。

●米穀販売事業者における令和5年2月の販売数量は、対前年同月比で小売事業者向けが101%、中食・外食事業者等向けが107%で、全体としては104%となっている(平成31年1月の販売数量と比較すると99%)。前年同月を基準にした令和5年2月の販売価格の値動きは、小売事業者向け101.9、中食・外食事業者等向け97.2。

●令和5年2月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月差▲24円(▲1.3%)、対前年同月差+35円(+1.9%)の1,880円。


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