米に関するマンスリーレポート(令和4年5月号)の公表について
2022年05月13日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和4年5月号)」について取りまとめた。
●令和3年産の令和4年3月末現在の事前契約数量は前年差▲16.0万tの136.8万t。
●令和4年3月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差+6万tの270万t。流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差+9万tの226万t、販売段階で▲4万tの44万tとなっている。
●令和3年産米の令和4年3月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月差▲76円の12,777円/60kgで、出回りからの年産平均価格は前年産▲1,626円の12,903円/60kgとなった。
●令和3年産米の令和4年3月の相対取引契約数量は、31.4万tとなり、出回りからの取引数量は前年同期比+34.4万tの166.9万tとなった。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和4年4月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は対前回調査比+3ポイントの「やや増加」 、見通し(向こう3カ月)判断も+3ポイントの「やや増加」。 米価水準の現状判断は対前回調査比±0ポイントの「横ばい」、見通し(向こう3カ月)判断は+3ポイントの「やや増」。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和4年3月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比▲3.0%。 このうち、家庭内での消費量は前年同月比▲2.8%、中食・外食では▲3.3%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「デパート」 が最も高く、次いで、「インターネットショップ」 と「米穀専門店」 の順となっている。令和4年3月の家庭内の月末在庫数量は、6.7kg。
●総務省が公表している消費者物価指数によると、令和4年3月の米類の指数は対前年同月比 ▲5.9%の92.4ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和4年4月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比▲2.8%の2,292円。コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比▲3.5%の2,067円。
●米穀販売事業者における令和4年3月の販売数量は、前年同月比で小売事業者向けが99%、中食・外食事業者等向けが101%で、全体としては100%となっている。なお、 新型コロナウイルス感染症の影響により、各月ごとの消費動向に大きな変動が生じているが、平成31年3月の販売数量と比較すると98%となる。前年同月を基準にした令和4年3月の販売価格の値動きは、小売事業者向け90.1、中食・外食事業者等向け92.8。
●令和4年3月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比+22円(+1.2%)、対前年同月比▲122円(▲6.1%)の1,866円。
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