「アンドファームスマート農業実証コンソーシアム」成績検討会を開催(岩⼿県盛岡市)
2020年12月15日
令和2年12月7日、岩⼿県民情報交流センター会議室において、「アンドファームスマート農業実証コンソーシアム成績検討会」が開催され、関係者50名が参加した。
検討会は、八幡平農業改良普及センター岩手町駐在の高橋経営指導課長の司会進行で、初めに、岩⼿県農林⽔産部農業普及技術課の髙橋農業革新支援課⻑から、「2年間の成果の取りまとめに向け、忌憚のない意見交換をお願いする」との挨拶があった。
議事では、以下の実証項目ごとに実績等の検討及びスマート農業技術体系の経営評価(暫定版)等の総合討議が熱心に行われた。
①土壌改良資材及び肥料の散布作業の高度化実証(キャベツ、だいこん、ながいも)
②耕起作業の高精度化実証(キャベツ、だいこん)
③畦立・施肥作業の高精度化実証(キャベツ)
④リモート・センシングによる⽣育モニタリング実証
⑤中耕除草作業の高精度化実証(キャベツ)
⑥病害⾍防除作業の効率化実証
⑦収穫出荷作業の効率化・軽労化実証
⑧経営管理⾼度化技術の実証
(総合討議)スマート農業技術体系の経営評価
最後に、実証経営体の株式会社アンドファームの三浦代表取締役から「スマート農業で引き算経営から掛け算経営にしていきたい」との挨拶と、大森専門POから「魅力ある農業に展開するためのスマート農業に今後も取り組んでほしい」との講評があり、閉会となった。
*アンドファームスマート農業実証コンソーシアム構成員
代表機関 :岩手県農林水産部
生産者 :株式会社アンドファーム
共同実証機関:株式会社みちのくクボタ、一般財団法人リモートセンシング技術センター、株式会社スカイマティクス、株式会社サステクノ、(一社)全国農業改良普及支援協会、全国農業協同組合連合会岩手県本部、新岩手農業協同組合、岩手町
※本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:露B02、課題名:中山間地域の土地利用型野菜輪作体系における省力性・生産性向上に向けたスマート農業技術一貫体系の実証」(事業主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)の支援により実施された。
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