提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


米に関するマンスリーレポート(令和2年11月号)の公表について

2020年11月11日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和2年11月号)」について取りまとめた。


●令和元/2年(令和元年7月から令和2年6月までの1年間)の需要実績(確定値)は、前年(734万t)から20万t減少し、714万tとなった。令和2年6月末民間在庫量は、前年から11万t増加し、200万tとなった。
●令和2/3年及び令和3/4年の需要見通しについては、平成30年11月の基本指針において採用した下記手法により算出し、令和2/3年を716万t、令和3/4年を705万tと見通す。

●主食用米等の需要量の見通しは、算出した716万tから新型コロナウイルス感染症の影響等の特別な要因による需要減少量(推計値)5万tを差し引いた711~716万tまでの幅をもって設定し、令和3年6月末民間在庫量は207~212万tと見通す。
●令和4年6月末民間在庫量の水準は、需給緩和傾向を早期に抑えるため、令和2年6月末民間在庫量(200万t)を超えない水準となるものとして、令和3年産主食用米等生産量(見通し)は693万tと設定。
●令和3/4年主食用米等の需要量の見通しは、従来手法で推計すると705万t。


●全国の主食用米の作付面積は、都道府県ごとの増減があるものの、前年実績(137.9万ha)から1.3万ha減少し、136.6万haとなった。また、戦略作物等については、米粉用米、新市場開拓用米及び備蓄米の作付面積が増加する一方、加工用米及び飼料用米が減少し、戦略作物等の合計の作付面積については、増加となった。
●令和2年産水稲の作付面積(子実用)は146万2,000haで、前年産に比べ7,000ha減少。うち主食用作付面積は136万6,000haで、前年産に比べ1万3,000ha減少した。
●全国の10a当たり予想収量は531kgで、前年産に比べ3kgの増加が見込まれる。
●以上の結果、予想収穫量(子実用)は776万7,000tで、前年産に比べ5,000tの増加が見込まれる。このうち、主食用の予想収穫量は722万9,000tで、前年産に比べ3万2,000tの減少が見込まれる。
●農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の作況指数は99となる見込み。


●令和2年産の9月末現在の事前契約数量は前年+6.8万tの138.6万tとなっている。
●令和2産米の令和2年9月の相対取引価格は、全銘柄平均で15,143円/60kgとなり、前年同月より▲676円、出回りからの年産平均価格は前年産▲577円となったところ。


●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和2年9月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比+7.9%。このうち、家庭内での消費量は前年同月比+13.5%、中食・外食では▲3.0%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、「産地直売所」が最も高く、次いで、「デパート」、「生協」の順となっている。令和2年9月の家庭内の月末在庫数量は、6.3kgとなっている。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和2年9月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比▲1.8%の2,431円。コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比+0.8%の2,241円。


●令和2年9月の販売数量(前年同月比)は、小売事業者向け102%、中食・外食事業者等向け89%で販売数量は96%となり、新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛要請等により家庭用の需要が一時的に高まったが、全体として見れば、昨年から米の需要は停滞している。特に4、5月では、外食向けを中心に業務用の需要の減少が大きい。前年同月を基準にした令和2年9月の販売価格の値動きは、小売事業者向け99.3、中食・外食事業者等向け99.6。
●令和2年9月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比▲36円(▲1.8%)、対前年同月比▲2円(▲0.1%)の2,012円。


その他、詳細はこちらから