提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


書籍紹介『ケンさん、イチゴの虫をこらしめる』

2020年10月23日

 福岡県八女市のイチゴ農家、樋口賢治さん(ケンさん)は、天敵と呼ばれるダニを使うIPM(Integrated Pest Management:総合的病害虫管理)という方法で、約2万株ものイチゴ「あまおう」を高設栽培で育てている。失敗を糧に工夫を重ね、先輩農家や試験場・普及センターの人たちに教えを受けながら、農薬の使用を減らした栽培を実践している。そのようすが描かれている。

 さまざまな人とのかかわりがきっかけで、母校の小学校での田植え教室を手伝ったり、イチゴ狩り体験を受け入れたり、台風の被害地でボランティア活動を行ったりと、本業だけでない、忙しくも充実した毎日を送っている。

 小学校高学年以上を対象に、イチゴの栽培技術もわかりやすく解説されており、親子で楽しく読めて、大人も楽しみながら前向きな気持ちになれる本だ。 

 筆者は、当HPのコラム「今日も田畑でムシ話」でお馴染みのプチ生物研究家、谷本雄治さん。ケンさんの元に何年にもわたって通って書き上げたという。(みんなの農業広場事務局)


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『ケンさん、イチゴの虫をこらしめる』
谷本雄治 著
20×14cm、184ページ
定価1500円+税
株式会社フレーベル館 発行