提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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第2回「ふくおか遠藤農産スマート農業実証コンソーシアム」推進会議の開催

2020年10月22日

●実証課題名「麦・大豆の品質向上と既存機械やシェアリングを活用した土地利用型大規模経営での実践型スマート農業技術体系の実証」


 令和2年10月7日(水)、福岡県飯塚市の飯塚普及指導センター会議室において、第2回「ふくおか遠藤農産スマート農業実証コンソーシアム」推進会議が開催された。

 開会にあたり、実証代表者である(株)遠藤農産の遠藤幸男代表取締役から挨拶があり、その後の飯塚普及指導センター真鍋センター長からの挨拶に引き続いて議事に入った。


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(株)遠藤農産の遠藤幸男代表取締役の挨拶


 議事では、実証課題の進捗状況及び中間検討会について説明があり、活発な意見交換が行われた。
 今後のスケジュールについては、現地見学会を開催すること、実演内容は、ロボットトラクターと自動操舵システムによる耕起・麦播種作業を中心に行うことが話し合われた。


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会議の様子


【実証地区の概要】
1.実証農場の概要
  実証面積84ha(水稲32ha、大豆34ha、麦類18ha)


2.実証目的
○最新のスマート農業機械と既存機械を活用した低コストで実現可能な一貫作業体系の構築と労働力の省力化を図り、条件不利地での作業体系の確立と普及促進を目指す。
○共同利用可能なスマート農業機械のシェアリングによるコスト低減効果を実証する。


3.実証内容
(1)無人ロボットトラクタ及び高性能GPSガイダンス
(2)ドローン(センシング、防除)
(3)ロボットコンバイン
(4)無人ロボット田植機
(5)食味・収量コンバイン


4.達成目標
○生産コストの低減目標
 ・10a当たりの労働時間:1割削減(地域慣行比)
 ・10a当たりの経営費 :現状の8割に削減
○収量及び品質向上の目標
 ・小麦、大豆、米の収量    :1割向上
 ・大豆上位等級比率、1等米比率:1割向上
 ・ラー麦のタンパク質含有率  :12%確保


5.実施体制
 ○代表機関 :(株)遠藤農産
 ○生産者  :(株)遠藤農産、(株)あいば農園
 ○共同実証機関 :福岡県、(株)福岡九州クボタ、クボタアグリサービス(株)、(一社)全国農業改良普及支援協会
 ○実証管理運営機関 :(一社)食品需給研究センター
 

※本実証課題は、農林⽔産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:水2H10、課題名:麦・大豆の品質向上と既存機械やシェアリングを活用した土地利用型大規模経営での実践型スマート農業技術体系の実証、事業主体:国⽴研究開発法⼈農業・⾷品産業技術総合研究機構)」の⽀援により実施された。