信州伊那谷スマート農業実証コンソーシアム令和2年度第1回実演会を開催(長野県伊那市)
2020年08月07日
7⽉20⽇(火)、長野県の信州伊那谷スマート農業実証コンソーシアムの実証経営体である農事組合法人「田原」の実証農場 (長野県伊那市)で、令和2年度第1回実演会が開催された。
当日は梅雨の晴れ間の中、コンソーシアム関係者、マスコミ等を中⼼に約110名の参加のもと、デモンストレーションが⾏われた。
1.ラジコン草刈機等による法面の草刈実演
2台の自動草刈機(クボタラジコン草刈機ARC-500及び長野県内企業開発中の試作機について、法面での草刈り能力の確認を行った。梅雨の降雨直後という悪条件の下であったが、良好な刈取能力及び操作性が確認された。
左 :クボタラジコン草刈機ARC-500の実演 (動画を再生)
右 :長野県内企業開発中の試作機の実演
2.自動給水栓及び水田センサーの実演
自動給水栓(ほ場水管理システムWATARAS)及び水田センサー(パディーウォッチ)の設置状況・水管理技術の確認を行った。
左 :ほ場水管理システムWATARAS
右 :水田センター パディーウォッチ
3.ドローンによるセンシング(空撮)と生育診断結果の説明
信州大学の渡邊准教授から、DJI社製のセンシング用ドローンを用いた生育診断の結果について、モニター画面を見ながら説明が行われた。
左 :センシング用ドローン
右 :生育診断の結果をモニター画面で説明
○コンソーシアムの構成機関
●代表機関 :長野県農業試験場
●生産者 :農事組合法人田原
●共同実証機関 :県農政部農業技術課、上伊那農業改良普及センター、株式会社クボタ、クボタアグリサービス株式会社、株式会社関東甲信クボタ、国立大学法人信州大学、(国研)農研機構中央農業研究センター北陸研究拠点、(一社)全国農業改良普及支援協会、伊那市、JA上伊那
※本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:中C04、課題名:中山間地農業を支える集落営農におけるスマート農業技術を駆使した先進的水田複合経営の実証、事業主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)」の支援により実施された。
関連情報
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