津軽西北地域「ロボットトラクタ代かき協調作業」を実演(青森県中泊町)
2020年06月10日
5月13日(水)、津軽西北地域スマート農業技術・開発実証コンソーシアムの実証経営体である(株)十三湖ファームの実証農場(青森県中泊町)で、「ロボットトラクタ代かき協調作業の実演会」が開催され、農場内の隣接する2枚の水田において、2台同時の代かき作業が実施された。
当日は西風が強く、肌寒い天候であったものの、地元生産者、コンソーシアム関係者等約60名が参加し、実演が行われた。
ロボットトラクタ(初心者オペレータが監視)と有人トラクタ(直進ガイダンス付き)で協調作業(ロボットトラクタの外周は熟練オペレータ)を実施した。
作業跡がわかりやすい荒代かきで自動運転したところ、参集者からは「初心者でも難しい作業を正確に実施できた。労力確保が容易になる」などの感想が得られた。
左 :ロボットトラクタの説明を受ける参加者
右 :ロボットトラクタの2台同時作業の様子―手前は無人機、奥は熟練者の有人機
今後、秋の耕起作業までにロボットトラクタのプログラムをアップデートすることにより、同一ほ場内で無人のロボットトラクタを先行させ、有人トラクタとの協調作業が可能となる予定である。
*津軽西北地域スマート農業実証コンソーシアム構成員
生産者 :(株)十三湖ファーム
代表機関 :(地独)青森県産業技術センター 農林総合研究所
進行管理役 :青森県西北地域農林水産部農業普及振興室稲作・畑作班
共同実証機関:(株)みちのくクボタ、クボタアグリサービス(株)、十三湖土地改良区、(一社)全国農業改良普及支援協会
実証管理機関:(一社)食品需給研究センター
※本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:大BO3、課題名:冷害を回避し多収を実現する大規模水田作スマート農業の実証(津軽西北地域)、事業主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)」の支援により実施された。
関連情報
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