「令和元年度 病害虫発生予報第6号」の発表
2019年08月08日
農林水産省は、令和元年度病害虫発生予報第6号を発表。
向こう1か月の主要な病害虫の発生予察情報(発生予報)については以下の通り。
●水稲では、トビイロウンカの発生が、中国及び九州の一部の地域で多くなると予想されている。水田の見回りの際には株元を注意深く観察し、株元に成虫または幼虫を確認した場合には、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期に防除を実施。このほか、斑点米カメムシ類等、地域によっては多くなると予想されている病害虫があるので注意する。
●野菜類では、シロイチモジヨトウの発生が、北陸、東海、近畿、四国及び北九州の一部の地域で多くなると予想されている。ほ場の観察をきめ細かく行うとともに、都道府県から発表される発生予察情報等を参考に適期に防除を実施する。
●果樹では、なしのハダニ類の発生が、北東北、北陸及び南九州の一部の地域で多くなると予想されている。園内を注意深く観察し、発生状況に応じて防除を実施する。このほか、果樹のカメムシ類等、地域によっては多くなると予想されている病害虫があるので注意する。
また、7月3日に鹿児島県において、ツマジロクサヨトウの発生が初めて確認されて以降、九州・沖縄の複数県で確認されている。本虫の防除には、早期発見が重要であることから、疑わしい虫を見つけた場合は、都道府県病害虫防除所又は植物防疫所に連絡を。
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