書籍紹介『牧野富太郎ものがたり 草木とみた夢』
2019年06月26日
「日本植物学の父」と呼ばれた牧野富太郎の生涯を紹介する絵本である。
幕末の土佐に生まれ、幼少から草木が好きで小学校中退の少年が一途に植物の観察や採集、模写にのめり込み、やがて第一人者となるが、後半生は研究よりも植物知識の普及に尽くす。そんな生き様が、簡潔で平明な文章と素朴だが温かみある絵で描かれている。
夢のような牧野富太郎の世界に、読者は引き込まれていくだろう。
筆者は、当サイトのコラム「今日も田畑でムシ話」でおなじみのプチ生物研究家、谷本雄治さん。(みんなの農業広場事務局)
『牧野富太郎ものがたり 草木とみた夢』
谷本雄治 著
A4変型、32ページ
定価1600円+税
株式会社出版ワークス 発行