平成24年度の農業者戸別所得補償制度の支払実績
2013年07月03日
農林水産省は、平成24年度に実施した農業者戸別所得補償制度の全国の支払実績(平成25年4月末時点)を取りまとめた。
●支払額
平成24年度に実施した農業者戸別所得補償制度(平成25年度は経営所得安定対策)の支払額は5,603億円となった。
内訳は、米の所得補償交付金が1,552億円、水田活用の所得補償交付金が2,223億円、畑作物の所得補償交付金が1,781億円、加算措置が47億円となっている。
●支払対象者数
平成24年度の支払対象者数は111万8千件で、米及び水田活用の所得補償交付金の支払対象者が減少したことに伴い、平成23年度に比べて3万2千件減少した。
交付金別の支払対象者数は、次のとおり。
(ア)米の所得補償交付金は98万1千件で、2万7千件の減少。
(イ)水田活用の所得補償交付金は51万9千件で、2万1千件の減少。
(ウ)畑作物の所得補償交付金は7万6千件で、2千件の増加。
●支払面積、数量
(1)米の所得補償交付金
支払面積は103万4千ha(10a控除前:113万4千ha)となり、平成23年度に比べて1万2千ha増加した。
(2)水田活用の所得補償交付金
支払面積は、作物ごとには増減があるものの、戦略作物全体では51万haと、平成23年度とほぼ同程度となっている。
作物別は、以下の通り
麦 16万6千ha(4千ha減)
大豆 10万5千ha(6千ha減)
飼料作物 10万2千ha(1千ha増)
新規需要米 6万6千ha(2千ha増))
そば 3万7千ha(2千ha増))
なたね 5百ha(1百ha減)
加工用米 3万2千ha(5千ha増))
(3)畑作物の所得補償交付金
支払数量は、対象作物の作柄が良かったこと等から、全体として平成23年度に比べて増加しており、作物別には、麦が91万9千t(小麦82万5千t、二条大麦4万4千t、六条大麦3万9千t、はだか麦1万1千t)、大豆が19万8千t、てん菜が365万t、でん粉原料用ばれいしょが77万3千t、そばが4万t、なたねが1千6百tとなった。
(4)加算措置
支払実績は、平成23年度に比べて増加し、規模拡大加算が9,745件で21,564ha、再生利用加算が289件で564ha、緑肥輪作加算が1,355件で2,251haとなった。
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