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「全国畜産縦断いきいきネットワーク」が平成24年度大会を開催

2012年09月03日

 平成24年度全国畜産縦断いきいきネットワーク大会(畜産女性の全国組織。事務局は(社)中央畜産会内)が8月29日、中野サンプラザ(東京都中野区)で開かれ、女性の畜産農業者や関係者、約100名が集まった。

 活動が始まって8年目の今年のテーマは「「1×2×3=届けよう! 私たちの思い」~6次産業化を進めるには」。シンポジウムの講師に、(有)ベネット代表取締役社長の青木隆夫氏を迎え、「畜産における6次産業化を推進する要素」について話を聞いた。青木氏は6次産業化に取り組む際の心構え、知っておくべきこと、メリットやデメリット、ノウハウ等について話した後、コンサルをした実例も紹介。「6次産業化には身の丈の事業計画、生産技術は真剣勝負、そして自分の土俵で(農場、地元で)勝負」してほしい、と熱く語った。


  


 次に、すでに6次産業化に取り組んでいる3名、須藤牧場(酪農・千葉県)の須藤由紀乃氏、前田牧場(肉用牛・栃木県)の竹原智恵子氏、大畠畜産(養豚・埼玉県)の大畠眞由美氏が取組を発表。参加者は真剣に聞き入った。
 その3名がパネラーを務めたパネルディスカッションでは、これから6次産業化に取り組みたい参加者から、「投資額は? いつ踏み切ったか?」「誰に相談したか」「家族の協力は」など熱心な質問が続いた。


  


  


  


 福島県から参加した生産者の現状報告に涙し、恒例の寸劇や2分間スピーチには笑い、最後に大会宣言を採択して、集う意義を感じながら名残惜しく閉会した。(みんなの農業広場事務局)