提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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【クボタeプロジェクトレポート】≪耕作放棄地再生≫喜多方市の砕土・整地作業(福島県喜多方市)

2008年10月27日

福島県喜多方市において、10月14日(火)と15日(水)の二日間にわたり、第3回目となる「クボタeプロジェクト」耕作放棄地再生作業が行われた。


※第1回、2回目の作業の様子はこちらをクリック
「耕作放棄地の再生「そばの里 喜多方」のブランド確立へ(福島県喜多方市)」


 圃場には、9月18日と19日の耕起作業の前に、サブソイラで取り除かれた葛の根の山が(写真左)。しぶとい葛の根も耕耘され4週間ほど太陽にさらされて、大分細くなったようだ(写真右)

取り除かれた葛の根の山  太陽にさらされて細くなった葛の根


【プレス耕法で砕土・鎮圧】

 スガノ農機のキャリア約2.5tを125馬力のパワクロで牽引する(写真左)。大きく反転したプラウ耕後の土を、縦・横・斜めに何度もプレス耕をすることにより、徐々に砕土・鎮圧される。パワクロの牽引力、走行安定性を遺憾なく発揮(写真右)
スガノ農機のキャリア約2.5t  大きく反転したプラウ耕後の土を、縦・横・斜めに何度もプレス耕をすることにより、徐々に砕土・鎮圧される


【バーチカルハロー耕で砕土・整地】

 ブレードが、縦軸回転しながら砕土するため、ロータリー耕のように葛の根が巻き付くことがない(写真左)。プレス耕の後、バーチカルハロー耕も縦・横・斜めに何度も走行し、徐々に砕土・整地の精度を高めていく(写真右)

ブレードが縦軸回転をしながら砕土  バーチカルハロー耕


 森のようだった遊休地状態からは想像も出来ないくらい、立派な農地に仕上がった(写真下)

きれいに再生された耕作放棄地

 喜多方刈取センターの佐藤組合長からは、仕上がりに満足と感謝の声が聞かれた。
 同組合では、秋中に緑肥用の麦を播種、来春に鋤き込み、福島県が開発したソバの新品種「会津のかおり」を作付けし、地域活性化を図りたいとしている。(みんなの農業広場事務局)