(農研機構)外来DNAをもたないゲノム編集植物の作出を大幅に効率化-ゲノム編集の適用作物拡大に期待-
2025年07月04日
農研機構は、外来DNAをもたないゲノム編集植物の作出に当たり、植物の細胞間を移動できるウイルス由来のベクター(遺伝子の運搬役)を用いるゲノム編集の方法を開発している。
今回、農研機構と東京大学、龍谷大学の研究グループは、小型でゲノム編集効率が高いゲノム編集酵素である改変AsCas12fとジャガイモXウイルス由来のベクター(PVXベクター)を組み合わせることで、主要なゲノム編集酵素であるSpCas9を用いる場合と比較して、ゲノム編集植物体の作出効率を30倍以上高めることに成功した。本成果を応用すれば、外来DNAをもたない効率的かつ簡便なゲノム編集技術をより多くの植物種に適用できると考えられる。
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