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(神戸大学ほか)土壌菌により活性化されるとジャガイモの寄生虫を孵化させる鍵物質を発見-植物・微生物・寄生虫の三者間の相互作用を明らかに-

2025年06月12日

ジャガイモやトマトなどのナス属作物に寄生するジャガイモシストセンチュウは国際的な検疫対象にも指定されており、持続的な対策が求められている。神戸大学、理化学研究所、農研機構、北海道大学らの研究グループは、ナス科植物が根から分泌する化合物「ソラノエクレピンC」を新たに発見。さらに、孵化促進活性を示さない不活性なソラノエクレピンCが土壌中の微生物によって変換されることで、ジャガイモシストセンチュウの孵化を誘導する「孵化促進物質」に変化することが明らかになった。
この成果は、植物-微生物-シストセンチュウという三者間の相互作用を理解する上で重要な知見であり、線虫被害の新たな防除戦略の構築に貢献することが期待される。


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