提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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注目の農業技術2024年07月


(農研機構)複数の伝染経路を有する植物病害の発生拡大予測を可能とする数理モデルを開発-トマトかいよう病などの効果的な防除対策の開発へ-

2024年7月23日

農研機構は、複数の伝染経路を有する植物病害の発生拡大をシミュレーションするための新しい数理モデル"PHLIDモデル(フリッドモデル)"を開発した。 導入予定の防除対策の効果も予測することができ、本モデルを用いて、トマトの重要病害であるトマトかいよう病の発生拡大と防除対策の効果を予 … 全文を読む>>

(かずさDNA研究所ほか)小さなトマト「マイクロトム」の全ゲノムを高精度に解読

2024年7月22日

かずさDNA研究所、筑波大学、大阪公立大学、国際農林水産業研究センターは共同で、小さなトマト「マイクロトム」の全ゲノムを高精度に解読した。 「マイクロトム」は、アメリカで観賞用として開発されたトマトで、非常に小さく、種を播いてから3~4ヵ月で次の世代の種子を取ることができることか … 全文を読む>>

(農研機構)ガラス化保存法の改良によりブタ卵子の発生率が従来の2倍以上に-ブタ遺伝資源の安定的な保存を可能に-

2024年7月22日

農研機構は、これまでに超急速冷却によるブタ卵子のガラス化保存法(高濃度の凍結保護剤を用いたガラス化液に浸して冷却することで保存する手法)を確立しているが、今回、この保存法で用いるガラス化液の組成を改良することにより、従来法と比較してブタ未成熟卵の発生率を2倍以上に高めることに成功 … 全文を読む>>

(農研機構)葉の光合成速度の低コスト・低労力・高速推定法を開発-農業分野での光合成データの利用促進に向けて-

2024年7月18日

光合成速度は植物の健康状態や生産性の指標となる重要なデータだが、従来はコスト・労力・時間を要するガス交換測定が必要なため、農業分野での活用が進んでいなかった。 このたび農研機構では、ガス交換測定を行わず、複数のセンシング技術を組み合わせることで光合成速度を推定する手法を開発した。 … 全文を読む>>

(農研機構)ドローンを活用するイチゴの生育観測手法を開発-生長点の時系列観測により生育診断を高度化-

2024年7月17日

農研機構は、ドローンを温室内で活用することを想定し、イチゴ作物列上を飛行させて、飛行時に生じるダウンウォッシュによる下方への空気の流れで群落をかき分け、生長点を露出させながら移動撮影し、撮影した映像を用いて、株ごとの画像を記録する観測技術を開発した。 本成果により多数の株の個体識 … 全文を読む>>

(農研機構ほか)高い温室効果ガス削減能力を有する根粒菌の謎を解明-ヘルパー微生物と共に利用することで農業利用も可能に-

2024年7月12日

農研機構は東北大学と共同で、温室効果ガスである一酸化二窒素N2Oの発生を抑制する能力が高い根粒菌Bradyrhizobium ottawaenseは、N2OをN2に変換する遺伝子の発現が高いことを明らかにした。その根粒菌を植物生育促進微生物(ヘルパー微生物)であるPseudomo … 全文を読む>>

(農研機構ほか)世界初の退緑黄化病抵抗性メロン「アールスアポロン」シリーズ4品種を育成-高品質なメロン果実の安定生産に貢献-

2024年7月10日

農研機構と(株)萩原農場生産研究所は、世界で初めての退緑黄化病抵抗性を有するメロン新品種「アールスアポロン」シリーズ4品種(夏系、春秋系、早春晩秋性、秋冬系のF1品種)を育成、2024年7月から種子販売を開始した。 本品種は、CCYVに感染しても症状が軽く、果実重や糖度が低下しに … 全文を読む>>

(千葉大学ほか)芽生えの段階でのリンゴ果実特性の予測精度が向上!~ゲノム情報の統合で過去に取得したデータも利用可能に~

2024年7月 9日

千葉大学、農研機構、東京大学らの研究グループは、異なるゲノム解析システムから取得されたゲノム網羅的なDNAの違いのデータを統合する技術を開発した。本技術により、過去に取得したデータも活用できるようになり、芽生えの段階におけるリンゴの多くの果実特性の予測精度が向上。さらに、糖度や食 … 全文を読む>>

高能率水田用除草機を活用した水稲有機栽培体系

2024年7月 3日


高能率水田用除草機を活用した水稲有機栽培体系

■高能率水田用除草機の概要  農研機構とみのる産業㈱が農水省の第4次農業機械等緊急開発事業により共同開発した高能率水田用除草機(図1)は、4条用、6条用、8条用があり、各々にマット苗用の条間30cm仕様とポット苗用の条間33cm仕様がある。 … 全文を読む>>

電動の農業用追従ロボット「メカロン」による農業の省力化・軽労化

2024年7月 2日


電動の農業用追従ロボット「メカロン」による農業の省力化・軽労化

はじめに  手作業が多い果樹や露地野菜等の生産現場には省力化、軽労化を目的としたスマート農業技術の開発・普及が求められる。一般的に「収穫ロボット」や「防除ロボット」などが広く認知されているが、これら特定の品目や作業に特化したロボットは、栽培 … 全文を読む>>

(農研機構ほか)マスカット様の香りを特徴とする芋焼酎の原料用さつまいも新品種「霧N8-2」-芋焼酎原料の安定生産に貢献-

2024年7月 1日

農研機構と霧島酒造(株)は、芋焼酎の原料用品種「霧N8-1」の農業特性を向上させた新品種「霧N8-2」(旧系統名:九州204号)を育成した。 「霧N8-2」を原料とした焼酎は、マスカット様の香りを主体とする、フルーティーな香味となり、「霧N8-1」製の焼酎よりも香り成分を多く含む … 全文を読む>>

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