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(農研機構)加工にも青果にも使える沖縄向けサツマイモ基腐病抵抗性新品種「ニライむらさき」-沖縄県内のかんしょ産地全域で抵抗性品種が利用可能に-

2024年09月10日

農研機構は、サツマイモ基腐病(以下、基腐病)に強い抵抗性を有し、食味が良く、島尻マージ土壌での栽培に適した紫かんしょ(沖縄で「紅いも」と称されるかんしょ)の新品種「ニライむらさき」(系統名:糸系2)を育成した。
「ニライむらさき」はペーストやタルト等の製品への加工適性が高く、加工向けの主要品種「ちゅら恋紅」と同等の濃い紫色を示すことに加え食味に優れるため、「ちゅら恋紅」よりも製品の風味や食味の向上が期待される。また、食味が優れる特性を活かして焼き芋などの青果用としての利用にも適する。先に開発したジャーガル土壌向けの「おぼろ紅」とあわせて、沖縄県内の産地全域を基腐病抵抗性品種でカバーできるようになり、生産者が安心して栽培でき、紅いもの安定生産に寄与することが期待される。


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