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(農研機構ほか)高い温室効果ガス削減能力を有する根粒菌の謎を解明-ヘルパー微生物と共に利用することで農業利用も可能に-

2024年07月12日

農研機構は東北大学と共同で、温室効果ガスである一酸化二窒素NOの発生を抑制する能力が高い根粒菌Bradyrhizobium ottawaenseは、NOをNに変換する遺伝子の発現が高いことを明らかにした。その根粒菌を植物生育促進微生物(ヘルパー微生物)であるPseudomonas属菌と一緒にダイズに接種すると、根粒菌の窒素固定能および、ダイズの生育量の向上が見られた。これらの成果をもとに、高いNO削減能力をもつ根粒菌とヘルパー微生物を併用することにより、農地におけるNOの排出削減能力とダイズ生産能力の双方を高める技術開発が進むことが期待される。


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