(農研機構)トルコギキョウの花の香り成分を明らかに-香りの良いトルコギキョウ育成の可能性-
2024年04月23日
農研機構は、弱いながらも甘い香りを持つトルコギキョウ「ニューリネーションホワイト」の花の香りの成分を分析したところ、36種類の化合物が検出され、主要成分はハーブのような香りを持つα-セリネンなどのセスキテルペンで、甘いスパイシーな香りを持つ成分としてオイゲノールなどの芳香族化合物が同定された。「ニューリネーションホワイト」の花の甘い香りは、オイゲノールなどの芳香族化合物によるものであることが明らかとなった。
オイゲノールはバラやカーネーションの香りにも含まれており、香りの良いトルコギキョウの育成の指標となる。オイゲノールを多く含む甘い香りを持つ品種が育成されれば、甘い香りのトルコギキョウとして、新たな魅力を持つ切り花となることが期待できる。
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