(国際農研)水稲施肥技術「リン浸漬処理」は冠水害の回避にも有効―サブサハラアフリカの安定的かつ持続的なコメの生産に貢献―
2023年07月25日
国際農研は、マダガスカル国立農村開発応用研究センター(FOFIFA)及びアンタナナリボ大学放射線研究所との共同研究により、水稲施肥技術「リン浸漬処理(通称:P-dipping)」の効果を、マダガスカルの気象や地形条件が異なる農家圃場で検証し、同技術が肥料の利用効率を大幅に改善するだけではなく、生育初期に生じる冠水害の回避にも有効であることを明らかにした。
今回得られた成果は、P-dippingを採用することで、肥料の利用効率を高め、頻発化している冠水害の対処にもつながる可能性を示したもので、同技術を普及拡大することで、サブサハラアフリカでの安定的かつ持続的なイネ生産に貢献することが期待される。
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