(農研機構)豚熱ウイルス野外株とワクチン株を識別できる新たな遺伝子検査法の開発-野外株の拡がりや散布ワクチンの有効性の正確な把握に貢献-
2023年03月23日
農研機構動物衛生研究部門とタカラバイオ(株)は共同で、豚熱ウイルス野外株とワクチン株とをリアルタイムPCR法で識別する手法を新たに開発した。
この方法は、現在豚熱の検査に利用されている「豚熱ウイルス・アフリカ豚熱ウイルス識別検査法」により「豚熱陽性」と判定されたイノシシが野外株に感染したのか、経口ワクチンを摂取したのかを短時間で識別できる。豚熱が流行するわが国にあって、野外株の浸潤状況や散布ワクチンの摂取状況を把握する上で役立つものと期待される。
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