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(国際農研)低品位リン鉱石を活用した有機肥料製造技術を開発-土壌微生物の働きにより化学肥料と同等の増収効果-

2022年10月24日

国際農林水産業研究センター(国際農研)とブルキナファソ国環境農業研究所(INERA)およびジョセフ・キゼルボ大学の共同研究グループは、現地で容易に入手できる作物残渣(ソルガムの茎など)に未利用資源であるブルキナファソ産低品位リン鉱石とリン酸塩可溶化微生物を豊富に含む根圏土壌を添加して発酵させることにより、増収効果の高い有機肥料を製造する技術を開発した。
本研究で開発したリン鉱石土壌添加堆肥は、植物残渣、低品位リン鉱石、根圏土壌など、現地農家が利用可能な材料のみを用いた新たな有機質肥料である。本技術は、土壌肥沃度の改善に向けた有効な技術になり得ること、また、現地未利用資源の活用によるサブサハラ・アフリカでの食料問題への貢献と、世界的な化学肥料価格の急騰に対する有効な技術になることが期待される。


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