(理化学研究所ほか)新たな害虫忌避剤の登録認可を取得-植物防御力を高め害虫を忌避。殺虫から制虫へ-
2021年04月02日
理化学研究所、農研機構、神奈川県農業技術センター、広島県立総合技術研究所らの研究グループは、植物が持っている害虫に対する防御力を高め、難防除害虫として世界的に大きな問題となっているアザミウマ類を忌避する害虫忌避剤を開発。内閣府・食品安全委員会、厚生労働省・食品衛生分科会、農薬・動物薬部会での審議を経て、3月26日に農林水産省の農薬登録を取得した。
本研究成果は、植物が有する害虫に対する防御力を高め、害虫を殺すのではなく、守るべき植物から忌避させることで、被害を抑えることを可能とする害虫忌避剤を開発したことである。これにより、従来の殺虫剤依存から脱却するとともに、持続的な農業生産に向け、生産者および消費者にとって安心度の高い新たな害虫管理に貢献すると期待できる。
詳細はこちらから