「天敵を活用したイチゴの上手な病害虫防除」を掲載
2019年01月28日
全国農業システム化研究会の実証調査事業(主催:(一社)全国農業改良普及支援協会) では、「重要病害虫対策に係わる生物農薬等の利活用に関する実証調査」をテーマに掲げ、IPM(総合的病害虫管理)に関する実証調査に取り組んでいる。
研究会ではこのたび、平成19年度に作成(20年度改訂)した「天敵を使った上手なイチゴの病害虫防除」の改定をおこない、新たに「天敵を活用したイチゴの上手な病害虫防除」を作成した。
本マニュアルでは、栽培環境づくりとともに各種天敵資材などを用いたIPM(総合的病害虫管理)による防除法を提案している。
●もくじ
1.IPMの概念
2.IPMの利点と注意点
3.イチゴ栽培におけるIPM体系の組み立て
4.イチゴ栽培における対象病害虫別のIPM技術
5.イチゴ栽培におけるIPM関連資材の活用
6.イチゴ栽培におけるIPM関連資材紹介
7.イチゴ栽培におけるIPM優良事例
●ダウンロード用pdfデータはこちら
▼ファイルをダウンロード(9.41MB)
※なお、ご活用の際は、下記の点にご注意ください。
1.DMI剤の使用について
p19優良事例の散布履歴に、DMI剤「サンリット水和剤」を4回、「ラリー乳剤」を1回散布の記載があります。農薬使用基準上の問題はありませんが、耐性菌リスクの観点から考えると望ましくない散布状況ですので、ご留意くださるようお願いします。なお、日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会のWebサイトに「耐性菌対策のためのDMI剤使用ガイドライン」が掲載されていますので、参考にしていただければと思います。
▼日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会はこちら
2.ガッテン乳剤について
p19優良事例の散布履歴に、「ガッテン乳剤」散布の記載があります。ガッテン乳剤は現在メーカーからの販売は終了しておりますので、ご留意くださるようお願いいたします。
●その他のIPMパンフレット
▼「天敵を使った上手なトマトの病害虫防除」
▼「天敵を使った上手なナス・ピーマンの病害虫防除」
▼「天敵を使った上手なキュウリの病害虫防除」