(東京大学ほか)ソルガムにおける乾汁性決定遺伝子の発見 ~糖やエタノールの生産性向上に関わる100年来の謎を解明~
2018年08月29日
五大穀物の一つであるソルガムは、製糖・エネルギー作物としても、高い潜在能力を有しており、その茎搾汁液からの糖やエタノールの生産効率を左右する形質の一つに、茎の水分含量によって規定される乾汁性が知られている。乾汁性は、単一遺伝子によって支配される形質であることが、100年ほど前から予想されていたが、その実体は不明であった。
このたび東京大学と農業・食品産業技術総合研究機構、名古屋大学、国立遺伝学研究所、基礎生物学研究所、(株)アースノート、信州大学の研究グループは、ソルガムの乾汁性決定遺伝子を世界に先駆けて単離することに成功した。さらに、その働きにより、茎柔組織の大規模なプログラム細胞死が誘導され、茎水分含量の低下が起こることを明らかにした。
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