抹茶や粉末茶に適した緑茶用品種「せいめい」 -さえみどり」よりも栽培適地が広く、関東以南で栽培可能-
2017年05月25日
高品質な抹茶や粉末茶の原料には、収穫前に2週間以上茶樹を覆う「被覆栽培」を行った新芽が用いられるが、農研機構は、被覆栽培における収量と製茶品質に優れた緑茶用品種「せいめい」を育成した。
緑茶用の主要品種である「やぶきた」や「さえみどり」よりも被覆栽培における収量が高く、色合いと旨味に優れた抹茶や粉末茶、かぶせ茶を製造できる。また、「さえみどり」よりも耐寒性に優れるため栽培適地が広く、関東以南での栽培が可能。需要が急増している抹茶や粉末茶用の高品質な原料を提供することで、日本産緑茶のブランド力強化と需要拡大に貢献することが期待される。
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