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バイオテクノロジーを利用した干ばつに強いイネの実証栽培に成功 -夢の作物の実用化に向けた大きな一歩 -

2017年04月13日

(国研)国際農林水産業研究センターと(国研)理化学研究所は、国際熱帯農業センターと筑波大学との国際共同研究を通じて、シロイヌナズナのガラクチノール合成酵素遺伝子(AtGolS2)を導入することによって干ばつ耐性が向上した遺伝子組換えイネの開発に成功した。
この遺伝子組換えイネでは、非遺伝子組換えイネ(原品種)と比較してガラクチノールを多量に蓄積することが確認され、さらに、複数年にわたる圃場試験から、干ばつの程度が異なる条件下で原品種より高い収量を示すことを実証した。
今後は、アフリカや南米の異なる栽培環境下で現地栽培試験を行い、干ばつ条件で原品種に比べて安定的に2~3割の増収を目指す。


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