キヌアのゲノム配列の解読に世界で初めて成功 -優れた環境適応性や栄養特性の謎を解き活用への道を切り拓く-
2016年08月01日
キヌアは、南米アンデス地方原産の作物で、干ばつなどのさまざまな不良環境に対する適応性が高いだけでなく、きわめて高い栄養価と優れた栄養バランスを持っており、近年注目を集めている。このほど国際農林水産業研究センター(JIRCAS)、京都大学、かずさDNA研究所、石川県立大学、(株)アクトリーは、共同でキヌアのゲノム(生物の設計図)概要配列の解読に世界に先駆けて成功した。
今後この研究成果は、共同研究グループがめざしている不良環境耐性作物の開発や、アフリカをはじめとする世界の栄養改善に向けた作物開発において、キヌアの高い環境適応性や優れた栄養特性を支えるメカニズムを活かした作物品種の改良につながることが期待できる。
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