茎葉が多収で糖含量が高く倒れにくい 稲発酵粗飼料用水稲新品種「たちあやか」
2012年11月21日
農研機構 近畿中国四国農業研究センターは、稲発酵粗飼料(いねはっこうそしりょう)用水稲新品種「たちあやか」を育成した。近畿中国四国地域では"中生"に属する品種で、牛にとって消化の悪い籾(もみ)を少なくし、消化の良い茎葉割合を高くすることにより、未消化籾の排泄による栄養分の損失を抑えた。籾数が少ないため重心が低く、耐倒伏性がとても強くなっている。また、同じ飼料特性を持つ晩生の「たちすずか」と組み合わせて作付けすることにより、収穫期を分散することができ、労力や農業機械の競合を回避することができる。稲発酵粗飼料の安定生産と品質向上に貢献することが期待される。
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