「低カドミウム米の作出に成功」米国科学アカデミー紀要に掲載
2012年01月04日
東京大学農学生命科学研究科は、農業生物資源研究所及び農業環境技術研究所と共同で、カドミウムの少ないコメを生産できるイネの品種の開発へ向け、イネがカドミウムを種子(コメ)へ輸送する仕組みを分子レベルで理解するための研究を進めてきた。今回の発表はその成果の一端を発表するもので、OsLCT1という陽イオンのトランスポーターが種子へのカドミウム輸送に重要な役割を果たしていることを明らかにし、遺伝子の発現を抑制することで、玄米に含まれるカドミウムを約半分に低下させることに成功した。
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