気象変動に強い米づくり
執筆:宮越 彊 (元新潟県農林水産部経営普及課長)

稲作経営においては、市場や消費者ニーズを踏まえ、売れる米づくりをするには、年次間の作況と品質差をなくして、安定収量と高品質米の生産が極めて重要です。
近年、地球温暖化に伴う気象変化が著しいため、気象変動に強い稲作栽培技術を紹介します。

 
稲作の気象災害とは
 
 

低温障害 ・ 冷害 ●水害 風害 干害 高温障害 等が考えられます

 
 
気象変動に強い稲作栽培重点技術
 
 
土づくりの励行 健苗の育成 適正移植時期
適正な生育量 後期栄養の確保  
 
 
重点技術と気象災害

土づくりによって、全ての気象災害に強い稲作りができます。
 [1]低温障害・冷害と土づくりの効果
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 [2]風干害と土づくりの効果
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 [3]健苗の適期移植の効果
田植え時の低温で活着するには、うす播き、育苗後半のかん水量抑制と温度管理で、根張りを良くし、徒長を防止します。
出穂後の高温登熟を避けるため、移植期を遅らせます。または、直播栽培を取り入れて、作期分散を図ります。
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 [4]適正生育量の効果
台風による倒伏や病害虫に強くするため、過繁茂にならないよう、溝切り、中干しを行います。
安定した収量、品質を確保するため、穂数、もみ数の適正化を図ります。
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 [5]後期栄養の効果
登熟期の高温対策として、きめ細かな水管理をします。
後期栄養を確保するため、有機物や穂肥施用で、地力を高めておきます。
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