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2018年5月14日
東京農工大学、近畿大学、扶桑薬品、農研機構の研究グループは、細胞内を生きたまま連続観察する「ライブセルイメージング技術」により牛体外受精卵の発生の様子を捉え、良好受精卵を選別することに成功した。
この技術を用いると、国際受精卵移植技術学会(IETS)の基準により形態が良好と判断した受精卵の中にも、およそ半数に流産に繋がるとされる核や染色体の異常が認められた。選別後の良好受精卵は凍結後に長距離輸送し、仮腹牛に移植して受胎させることに成功した。将来的には、この技術により良好と判断した牛受精卵を農家に供給することで、和牛の増産や乳牛の安定的確保が期待される。
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