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殺虫剤抵抗性害虫の出現を防ぐ施用法をシミュレーションを駆使して再検討 -複数殺虫剤の「世代内施用」と「世代間交互施用」の比較-

2017年11月17日

農研機構らのグループは、殺虫剤抵抗性害虫の出現をできるだけ長期間抑えるための戦略として、複数の殺虫剤の「世代内施用」と「世代間交互施用」のどちらがより有効かを、シミュレーションを駆使して再検討した。
薬剤のタイプや、移動をともなう害虫の交尾行動の違い、薬剤に暴露されるタイミングなどを組み合わせて検討した結果、殺虫剤が非浸透移行性である場合など、「世代内施用」の方が抵抗性の発達遅延に効果的であるケースが多いことが明らかになった。
現在、このシミュレーション結果がほ場で実際に有効であるか検証実験を進めている。このような検証を経て、薬剤抵抗性の発達を遅らせ殺虫剤の有効成分をより長く効果的に使い続けるための技術開発に貢献する。


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