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2017年12月 8日
タキイ種苗は、2017年度の新品種として、裂果に強く、秀品出荷率が高い良食味な夏秋栽培用トマト『桃太郎ワンダー』の種子を発売する。
夏が冷涼な地域で作付されている夏秋トマト産地も、盛夏期は平野部と変わらない暑さや天候不順に見舞われ、トマトの安定生産が難しくなってきている。こうした環境要因が引き金となり、草勢低下・着果数減・裂果などが発生し、8月以降の高単価期に収量が大きく落ち込むことが課題となっている。
タキイ種苗はこうした生産地の課題に対処するために、既存品種の課題である盛夏期の"栽培安定性"向上を目標に新品種開発を進め、このたび『桃太郎ワンダー』として発売する。
『桃太郎ワンダー』の品種特性
●裂果に強く高い秀品性
裂果に強く秀品出荷率が高いのが特長。特に、低段からチャック・窓あき・変形・空洞果などの生理障害果の発生が少なくなっている。果形は腰高の豊円で果実肩部の凹凸が少なく、果重210~220gの大玉になる。
●栽培後半までスタミナが持続
初期から草勢は強めに生育し、盛夏期の草勢の落ち込みも少なく、栽培後半までスタミナが持続し、収量が安定する。
●着果性にすぐれる
花質がよく、低段から栽培後半まで着果が安定する。
●安定した耐病性
葉かび病に安定した耐病性を示すほか、各種の複合耐病虫性をもつ。
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