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2016年1月19日
近年、ニンジンの夏まき栽培は、地球温暖化による猛暑や豪雨、少雨といった気象変動の影響により、作柄が不安定になっている。一方、生産者の栽培は機械化による省力化、大規模化が進み、品種に求められる特性も今まで以上に高いレベルが要求されている。
タキイ種苗は「安定した生産性とそろいがよく作業効率の高い良質の夏まき年内どりニンジン」を目標に品種育成や試験栽培を行ってきた結果、有望と認められた夏まき年内どり種「翔馬」を発表することとなった。
「翔馬」の品種特性
●肥大がよく、尻詰まりにすぐれる
適期まきでは、95~100日で収穫できる早生タイプ。根部は肥大が安定してよく太り、尻詰まりにすぐれる。形状の乱れが少なく、M・Lサイズによくそろい秀品率が高い。
●肌ツヤがよく根色は芯まで鮮やか
根形はやや肩張りの五寸形状。肌は滑らかでツヤがある。根色は芯まで鮮やかな赤みのある鮮紅色。
●初期生育旺盛で作りやすい
夏まき栽培において発芽ぞろいがよく、初期生育が旺盛。また、初期の高温・乾燥で発生しやすい肩こけやエクボ症などの肩部障害に比較的強く、耐暑性にすぐれる。
●機械収穫にすぐれる
草姿立性で葉軸もしっかりしているため、機械収穫に適する。
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