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2011年10月26日
●育成の背景
ロマネスコは、花蕾が幾何学的な形状を示すカリフラワーの一種である。従来の品種は熟期が遅く、秋作での年内収穫が困難であった。そこで、年内収穫が可能な早生性を持ち、クリスマス商材としても出荷できるというメリットを持つ品種として開発した。
●品種特性
① 草姿は立性。草勢は強く、花蕾への包葉性が適度にあり、耐寒性が強い。
② 花蕾は直径12~15cmで重量400~500gとなり、気品のある淡い黄緑色を示す。
③ 秋冬どり、初夏どりの両作型で栽培できる。
④ ホクホクとした食感とほんのりとした甘味があり、食味に優れる。
●栽培のポイント
① 厳寒期収穫では花蕾の先端が褐変することがある。葉を折り、花蕾を包み込み凍霜害を防ぐ。
② 初夏どり栽培では、茎葉を作りながら花蕾を形成する。花蕾が露出すると部分的に赤く着色することがある。充分に葉を伸長させ、花蕾を包み込むように育て上げる。また、花蕾の形状が崩れやすいので、花蕾径10~12cmとやや小ぶりの時期に収穫する。
●問い合わせ
渡辺農事 株式会社
〒278-0006 千葉県野田市柳沢13
TEL04-7124-0111