MENU
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2011年10月 7日
地域の味方
山田早織
息子は消防車や救急車が大好き。
時々、消防署に並んでいる消防車や救急車を、見に行っています。
消防士さんがヒマ? な時は、消防車に乗せてくれたり、中を見せてくれたりします。そうして、さらに好きになる法則・・・
(消防士さんはみんな優しくてかっこいい!! ははも癒されるひと時・・・笑)
私は市の防災メールに登録して、火事の情報や防犯の呼びかけ、地震の情報などがメールで届くようにしている。
登録してから気づいたのは、火事の多さ。
防災メールが来ない日はない、と思う。
実際火事ではなく、誤報というときもあるものの、消防士さんたちは出動しているんですよね。メールの中に「第○消防団、第△消防団が活動中」ということも出ている。
男子は地域の消防団に、強制的に入ったりしますよね?(田舎だけ?)
それはもう、お祭りの役と同じような感じで。
でも、女子はそういうのはなかった気がする。だから消防団に対してのイメージは、「夜ラッパとか何かを練習しているな~」とか、「旅行とか行っているよね」なんて、勝手なものだった。(本当に申し訳ないです)
あるとき、農家さんの集まりに出た、若い頃の私。
農家さんのお母さんがこう言っていた。
「農家はね、消防団といえば必ず入るし、お祭りも含め、地域の活動は参加している。地震なんかがあったら食料を提供できるし、避難所にもなれるだよ。地域にとって大切な農家を、なくしちゃいかんだよ。農家が減れば、最終的に地域みんなが困るだよ。そういうことって、わかってないだらね・・・・」と。
そのときは、正直、その言葉の意味がよくわかっていなかった。
この前ふと疑問に思い、以前、地元の消防団に所属していた夫に聞いてみた。「火事があったとき、消防団の人が職場とかどっか違うところにいたら、どうするの?」と。
「いかないよ」と夫。でも、それじゃ困るよね。活動できない団があるってことだよね。
それを問いかけると、「自営業のひとや農家とかで、必ずその土地にいる人がいるだよ。そういう人たちは必ず来るだよ」という答え。
そういえば農家に嫁いだ友人が、「消防無線を聞いてダンナが行く」と言っていた。昼間の仕事中でも、夜でも、出動するんだろうな・・・
そんなことって、なかなかできることじゃない。
私だったらたぶん無理・・・でも、無理とか言っていられない状況だからみんな活動してくれているんだろう。
今になって、地域のために活動してくれている人たちに感謝できるようになった。
それと同時に、地域から農家さんが消えてしまったら・・・? 本当に困ることになると思う。
見えないところで活躍してくれている農家さんに感謝!!
そして、農家さんはそれをもっとアピールしてもいいと思う!!
地域を支えてくれている農家さんに、私たちは何を返せるかな・・・
まずは挨拶をしてみよう。
静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。