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2009年10月30日
初めての「ジンジャーエール」
山田早織
ジンジャーエール。。。初めて飲んだのは多分小学生のころ。
自動販売機で買って飲んだ。 甘くて美味しい。
大人になって少しお酒が飲めるようになり、ジンと一緒にビンのジンジャエールをケース買いするように・・・
友達が農家に嫁いだ。
地元で名前が知られている、梨・みかんの農家さん。
暇な私は、フラフラと直売所に顔を出しては彼女の仕事の邪魔をする上に、ご両親にも親切にしていただく。
梅干、しょうがの佃煮、梅酢みそ、ジャムなどなど、その時あるものを持たせてくれる。
手作りっていいな~。
本当は自分で作りたいけどさ~。ヒマは売るほどあるけど知識がない。
農家さん秘伝の味にあこがれる。
そういえば、牧田のおばあちゃんの切干大根、本当に美味しくて好き。
ほかの切干大根が食べられな~い!!
(切干大根を食べたくなってきた。牧田さんちに行かなきゃ!)
農家さんは大事なものを持っている。
秘伝の味と方言。 あったかい。
ジンジャーエールの話。
原料が「しょうが」って知ったの、いつだったかな?
ものすごくショックだった。
ミミズが「ジーーーーー」って鳴くのを知った時と同じくらいのショック度。
「ジンジャ」じゃなくて「ジンジャー」ね。
先ほどの友達の農家さんで「しょうがのシロップ」をいただいた。
しょうがシロップ?使い道不明。
「しょうがだし、煮魚に入れればいーか!」の私の言葉にお母様反応!
「そんなのもったいないよ~! 炭酸で割ればジンジャーエールになるよ」
・・・はっっっ!! ジンジャーエール!!
そんなことも思いつかないなんて。知らないって恥ずかしい。
ペリエを買って 早速「自家製ジンジャーエール」を飲んでみることに。
もちろんレシピなんてない。適当な感じで混ぜるのって好き。
初めてのジンジャーエールは、しょうががピリリときいていてちょっぴり甘くて、冷たいのに身体が嫌がらない、大人の味。うれしい。
よく口にしているのに、実は原料を知らない物って結構あるんじゃないかな?
これを期に探してみようかな? それで、原料を元に自分の味を作ってみるのも面白い。
「こんにゃく作ったらあげるでねー」のお母様の言葉に、今からウキウキ楽しみ。
友達にいろんな秘伝を習得してもらって、後でこっそり聞きにいこう♪
でもきっと、何一つとして同じものは作れない。
農家さんってそんな味。
だからおいしい秘伝の味。
あぁ・・・いつもありがとう。
静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。