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2015年9月24日
夏から秋へ! 「体験農園」
猛暑、酷暑の日々が続いた今年の夏。人にも畑の野菜にもとても厳しい日々でしたが、名残を惜しむ間もなく駆け足でやってきた今年の秋は冷たい長雨、そして台風。またしても過酷な気候に悩まされることとなりました。先日の記録的な大雨は関東を中心に甚大な被害をもたらしました。被災者の皆さまには心からお見舞い申し上げます。
雨の影響もあり、私の農園でも遅れ気味の秋冬準備に忙しくなってきました。
特に毎年発芽に手を焼く「ニンジン」は今年もうまくいかず、苦労しています。7月最終週にまいた「オランジェ」と「翔馬」。初めて育てるニンジンに、どんな味なのかワクワクしながら、「発芽するまでは水を絶やしてはいけない」という教え通り、今年も水やりに通いました。朝一番とはいえ、すでに30度超え。あっという間に水分が乾くようすに、感じていた不安が的中。4列作った畝の1本以外はまったく発芽せず。私の区画だけでなく、どの畑を見ても同様に一列だけがうっすら発芽。「なぜ?」という疑問はすぐに解けました。発芽した一番南側には、夏の暑さで背丈よりも大きく伸びたトマトやナスが日よけになっていたのです。
その後、9月に入り雨の合間をぬって「向陽二号」をまいたところ、数日できれいに発芽。やはりニンジンの発芽には水が重要だということを実感しました。
左から オランジェと翔馬のタネ、ニンジンの苗、ニンジンの苗とナスの苗
昨年、おいしい漬物として重宝したハクサイも種まきを済ませました。今年も小さいサイズの「お黄にいり」を育てることになり、今から収穫が楽しみです。少ない人数の家族には、これくらいの大きさが便利です。特に昨年何度も作った「ビニール袋で作る白菜漬け」は、4つ割りサイズがちょうどジップロックに収まり、樽や桶などを用意せずとも手軽に漬物ができ、好みの漬かり具合が一目でわかるので、失敗知らずです。
そして、夏中、大活躍してくれたナス・ピーマン・オクラの撤収作業も済ませました。どの野菜も夏のビタミン源としてわが家の食卓を楽しませてくれました。初めて育てたオクラは美しい花、勢いよく伸びる実、時にはクルリと曲がった不思議な形のものなど新たな発見があり、存分に楽しませてもらいました。
今年、特にメニューが増えたのは、なんといっても「ナス」。ほぼ毎日ナス料理が続き、考案したナスレシピも料理教室やレシピ提案に大いに役立ちました。そして、今年最後のわが家のなすは「ナスグラタン」に!
●秋ナスでナスグラタン
まだまだ、秋ナスのおいしい季節。そろそろ熱々の料理がおいしい季節なので、こんがりチーズが香ばしいグラタンにしました。油の使用をできるだけ少なくしてカロリー抑えめなので、ぜひ、作ってみてください。
【材料】
ナス 2個
マカロニ 30g
チーズ 30g (ピザ用チーズ)
<ミートソース>
玉ねぎ 1/2個 (50g)
人参 1/4本 (20g)
セロリ 1/4本 (20g)
ニンニク 1かけ
オリーブオイル 小さじ1
牛ひき肉 200g
トマト缶 400g
赤ワイン 200cc
水 200cc
ローリエ 1枚
塩 小さじ1
【作り方】
<ミートソース>
① 玉ねぎ・人参・セロリ・にんにくをみじん切りにしオリーブオイルで炒める
② フライパンに牛ひき肉を入れ(油は入れない)中火にかけ、焼き色がついたら返し、反対の面も焼く(かき混ぜない!)。
③ ①の鍋に脂を切った②、トマト缶、ワイン、水、ローリエ、塩を入れ、40分ほど煮る。
<グラタン>
① ナスを丸ごとラップに包みレンジにかけ(600W 1~2分)あら熱が取れたら5mmの厚さに切り分ける。
② マカロニを表示通りにゆでる。
② 耐熱容器ミートソースを入れ、①のナス②のマカロニを並べ、チーズをのせて、焦げ目がつくまでオーブンで焼く。
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。