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田植同時処理除草剤の上手な使い方

2009年4月 6日

(2020年6月 一部削除)


田植え同時処理作業は、1)田植、2)施肥、3)除草剤散布、4)箱施薬剤散布での殺虫剤、殺菌剤での防除 が同時に実施できる作業で、稲作における省力、低コストとして有力な技術のひとつです。ここでは、「除草効果と薬剤の関係」と、作業のポイントなどを分かりやすく解説します。

※平成25年(2013年)時点の情報となります

除草効果と薬剤の関係

【 効果 】
水田に散布された除草剤は、水中に分散してからゆっくりと土壌に吸収され、土壌表面に薬剤の処理層を作ります。


一年生雑草は土壌表層にある種子が出芽します。
これらの種子は発芽時薬剤処理層の影響を受け、発芽しないか、出芽してもすぐに枯れてしまいます。
多年生雑草は深い位置からも発生しますが、薬剤処理層を通過するとき茎部や基部から薬剤を吸収して、成長が困難な状態になります。
 
【 薬害 】
苗は土壌表面から2~3cm位の深度に植え付けられているため、除草剤の直接的な影響を受けにくいです。
浅植えや浮き苗の状態では苗の根が直接薬剤に触れるため、薬害の原因となります。 
極端な砂壌土水田では処理層の形成が困難になり、薬剤が土中に浸透し、苗の根に触れるため薬害の原因となります。
 

 
 

代かきは均平に


●代かきは丁寧に行い、均平度を保ちます。
落水して移植を行う場合は、移植後24時間以内に十分な湛水深(3cm~5cm)が確保されるよう、入水します(入水後止め水7日間)。 


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植付けはしっかり、適正な深度で


●浅植えや浮き苗のないよう植え付け、適正な深度を保ちます。

 
 

植え穴の戻りが悪い時


●極端に植え穴の戻りが悪い水田では、田植同時処理を行わないようにします。


除草剤散布後の補植


●除草剤散布後の補植は、極力行わないようにします。


田植えまで日数があく場合


●代かきから田植えまでの日数があく水田では、処理時期の雑草の葉冷に注意します。

参考

以下から、全国農業システム化研究会が作成した「省力・低コスト・環境保全を実現! 田植え同時除草処理の手引き」パンフレットがダウンロードできます。
パンフレット(表裏)
パンフレット(中面)

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